スタッフブログ

みなさんこんにちは!

エコ突撃隊の山本です。

 

これまでエコキュートの豆知識についてお話させていただきましたが、今回は蓄電池の豆知識をご紹介!

みなさんの中にはご存じの方もおられると思いますがお付き合いください。

 

蓄電池第2回目の豆知識は

 

卒FIT後は蓄電池を付けたほうがいい?|太陽光発電をもっと有効活用する方法を徹底解説

「太陽光発電を設置してから10年経ったけど、卒FITって何?」

「卒FITになったら、蓄電池を付けたほうがいい?」

「売電を続けるのと、蓄電池を設置して自家消費するのはどちらがお得?」

太陽光発電を長く使っているご家庭から、このようなご相談をいただくことがあります。

特に、2009年~2016年頃に太陽光発電を設置されたご家庭では、固定価格買取制度(FIT制度)の買取期間が終了する「卒FIT」を迎えている、またはこれから迎えるケースがあります。

卒FITになったからといって、太陽光発電が使えなくなるわけではありません。

これまで通り発電した電気を自宅で使うこともできますし、余った電気を売電することもできます。

ただし、FIT期間中とは「太陽光発電で作った電気の活用方法」を改めて考えるタイミングでもあります。

そこで今回は、卒FIT後に蓄電池を設置するメリット・デメリット、蓄電池の選び方、具体的なメーカー・型番まで分かりやすく解説します。


そもそも「卒FIT」とは?

FITとは、太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電気を、一定期間、国が定めた価格で電力会社が買い取る制度です。

住宅用太陽光発電では、一般的に10年間が固定価格での買取期間となっています。

そして、この10年間の買取期間が終了することを「卒FIT」と呼びます。

例えば、

2016年に太陽光発電を設置

10年間のFIT期間

2026年に卒FIT

というイメージです。

卒FIT後も太陽光発電設備はそのまま使用できます。

大きく変わるのは、

「FIT制度による固定価格での買取が終了する」

という点です。


卒FITになったら売電できなくなる?

これはよくある誤解です。

卒FITになったからといって、売電そのものができなくなるわけではありません。

FIT期間終了後も、電力会社などと契約して余剰電力を売電することは可能です。

ただし、卒FIT後の買取価格はFIT期間中とは異なります。

そのため、

「今までと同じように売電する」

だけではなく、

「発電した電気を自宅で使う」

という選択肢が重要になってきます。


そこで注目されるのが「蓄電池」

卒FIT後の太陽光発電と相性が良い設備の一つが家庭用蓄電池です。

太陽光発電は、基本的に昼間に多く発電します。

一方、家庭では夕方から夜にかけて電気を使うことが多くなります。

例えば、

☀ 昼間

太陽光発電

家で使用

余った電気

🔋 蓄電池に充電

🌙

太陽光発電が少ない・発電しない

🔋 蓄電池から放電

🏠 家で使用

このように、昼間に発電した電気を夜に使えるようにするのが蓄電池の大きな役割です。


卒FIT後に「自家消費」が重要になる理由

太陽光発電を設置した当初は、

「発電した電気を売って収入にする」

という考え方が一般的でした。

しかし卒FIT後は、売電価格だけでなく、

「自分の家で使う電気を、太陽光発電でどれだけまかなえるか」

という考え方も重要になります。

例えば、昼間に余った電気を売電するのではなく、蓄電池に貯めて夜に使用すれば、購入する電力量を減らせる可能性があります。

つまり、

売るための太陽光発電

使うための太陽光発電

へと、太陽光発電の活用方法を変えることができます。


では、卒FIT=蓄電池を付けるべき?

ここは注意が必要です。

「卒FITになったら必ず蓄電池を付けたほうがいい」わけではありません。

ご家庭によって、蓄電池のメリットは大きく異なります。

例えば、

蓄電池を検討するメリットが大きいケース

このようなご家庭では、蓄電池を検討する価値があります。

逆に、昼間に在宅していて太陽光発電を多く自家消費できる場合は、蓄電池を設置するメリットが相対的に小さくなる可能性もあります。


卒FIT後の蓄電池は「何kWh」がいい?

これも非常に重要です。

蓄電池には、

など、さまざまな容量があります。

「容量が大きければ大きいほど安心!」

と思われるかもしれません。

しかし、必ずしもそうとは限りません。

太陽光発電の容量や家庭の電気使用量に対して蓄電池が大きすぎると、十分に充放電できないケースもあります。

反対に容量が小さすぎると、夜間に使いたい電気を十分にまかなえない可能性があります。

そのため、

「太陽光発電の容量+家庭の電気使用量+停電時の使い方」

をセットで考えることが重要です。


卒FIT住宅で検討される蓄電池の具体例

ここからは、家庭用蓄電池の具体的な製品を見てみましょう。

ニチコン ESS-U4M1

ニチコンの「ESS-U4M1」は、11.1kWhの家庭用蓄電システムです。

既設の太陽光発電設備に蓄電池を追加する「単機能蓄電システム」の選択肢として検討される製品です。

また、全負荷・200V対応のシステムとして、停電時にも住宅内のさまざまな電化製品を使える構成が可能です。

「卒FIT後は売電よりも、太陽光で作った電気をできるだけ自宅で使いたい」

というご家庭では候補の一つになります。


大容量ならニチコン ESS-U4X1

「夜間もできるだけ太陽光の電気を使いたい」

「停電時にもできるだけ長く電気を使いたい」

という場合には、大容量タイプも選択肢になります。

ニチコンのESS-U4X1は、16.6kWhの大容量蓄電システムです。

全負荷・200V対応で、停電時にも家全体への電力供給を想定したシステム構成が可能です。

さらに、V2Hとの連携などにも対応しています。

将来的に電気自動車(EV)を導入したいご家庭では、蓄電池単体だけでなく、V2Hまで含めたエネルギー設備として検討する方法もあります。


長州産業「スマートPVマルチ」も選択肢

長州産業の家庭用蓄電システム「スマートPVマルチ」も、卒FIT後の蓄電池として検討されるシリーズです。

容量には複数の選択肢があり、例えば、

CB-P98M06A:9.8kWh

CB-P127M06A:12.7kWh

CB-P164M06A:16.4kWh

などがあります。

ご家庭の電力使用量や太陽光発電容量に合わせて、適切な容量を選ぶことが重要です。

また、長州産業の蓄電システムには、太陽光発電との組み合わせを考えたシステム構成があります。


「単機能型」と「ハイブリッド型」の違いにも注意

卒FIT住宅で蓄電池を設置する場合、特に確認しておきたいのが、

既設の太陽光パワーコンディショナをどうするか?

という問題です。

蓄電池には大きく、

単機能型

既設の太陽光発電用パワーコンディショナを残して、蓄電池用のパワーコンディショナを追加するタイプ。

ハイブリッド型

太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナを一体化するタイプ。

があります。

卒FIT住宅では、太陽光発電設備がすでに10年前後経過しているケースもあります。

そのため、

「蓄電池だけ新しくすればいい」

とは限りません。

既設パワーコンディショナの状態やメーカー・型番、設置年数なども確認する必要があります。


太陽光パネルが古くても蓄電池は付けられる?

これも非常によくあるご質問です。

結論からいうと、

「太陽光パネルが古い=蓄電池を設置できない」ではありません。

ただし、既設設備の状態確認は必要です。

例えば、

などを確認します。

特に10年以上使用している太陽光発電では、パワーコンディショナも経年劣化している可能性があります。

その場合、

「蓄電池+パワーコンディショナ交換」

という選択肢もあります。


卒FIT+蓄電池なら「災害対策」もできる

蓄電池のメリットは電気代だけではありません。

日本では、地震・台風・大雨・大雪などによる停電が発生する可能性があります。

太陽光発電+蓄電池なら、

☀ 昼間
太陽光発電

🔋 蓄電池に充電

🌙 夜間・停電時
蓄電池から電気を供給

という使い方ができます。

ただし、停電時に使用できる電気量や家電は、蓄電池の容量・出力・負荷方式などによって異なります。

「冷蔵庫だけは絶対に動かしたい」

「照明・テレビ・Wi-Fiは使いたい」

「エアコンも使いたい」

など、停電時に何を使いたいかをあらかじめ考えておくことが重要です。


エコキュートがあるご家庭はさらに相性がいい?

卒FIT住宅では、太陽光発電+蓄電池+エコキュートという組み合わせもおすすめです。

例えば昼間に太陽光発電が余っている場合、

太陽光発電

家庭で使用

エコキュートの沸き上げ

余った電力を蓄電池へ

というように、太陽光発電の電気を家庭内で有効活用する考え方ができます。

ただし、実際の制御方法はエコキュートや蓄電池、HEMSなどの機種・設定によって異なります。


卒FIT後、蓄電池を付ける前に確認したい5つのポイント

蓄電池を検討するなら、まず次の5項目を確認してみましょう。

① 太陽光発電は何kW?

太陽光発電の容量によって、余剰電力の量が変わります。

② パワーコンディショナは何年使っている?

10年以上使用している場合は、蓄電池と同時に交換を検討するケースもあります。

③ 月々の電気使用量はどれくらい?

電気使用量が多い家庭ほど、蓄電池の容量選びが重要になります。

④ 昼と夜、どちらに電気を多く使う?

昼間にほとんど電気を使わない家庭では、余剰電力を蓄電池に貯めるメリットを検討しやすくなります。

⑤ 停電したとき、何を使いたい?

「最低限の電気が使えればいい」のか、「家全体を動かしたい」のかで選ぶ蓄電池が変わります。


卒FIT=「蓄電池を付けるタイミング」の一つ

卒FITを迎えたからといって、必ず蓄電池を設置しなければならないわけではありません。

しかし、

「太陽光発電をこれからも長く使いたい」

「余った電気をできるだけ自宅で活用したい」

「電気代の上昇に備えたい」

「停電時にも電気を使えるようにしたい」

というご家庭にとって、卒FITは蓄電池を検討する良いタイミングの一つです。

特に、太陽光発電を設置してから10年程度経過している場合は、蓄電池だけではなく、太陽光パワーコンディショナの状態も含めてシステム全体を確認することをおすすめします。


まとめ

卒FIT後の太陽光発電は、

「売電する」だけではなく「自宅で使う」

という選択肢がより重要になります。

蓄電池を導入すれば、昼間に太陽光で発電した電気を蓄えて、夕方や夜に使用することができます。

また、停電時の非常用電源として活用できることも大きなメリットです。

ただし、

「卒FITだから10kWhの蓄電池を付ければOK」

という単純なものではありません。

太陽光発電の容量、既設パワーコンディショナ、家庭の電気使用量、電気を使う時間帯、停電時に使用したい家電などを確認したうえで、最適なシステムを選ぶことが大切です。

エコ突撃隊では、

「今の太陽光発電に蓄電池を後付けできる?」

「うちの場合は何kWhが合っている?」

「パワーコンディショナも交換したほうがいい?」

といったご相談にも対応しています。

太陽光発電のメーカー・型番やパワーコンディショナの型番が分かれば、現在の設備に合わせた蓄電池選びを検討できます。

※掲載している製品の仕様・販売状況・補助金対象可否などは変更される場合があります。蓄電池の設置可否やシステム構成は、既設太陽光発電設備のメーカー・型番、設置状況等によって異なります。導入時には各メーカーの最新情報をご確認ください。

 

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